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2024/01/0549年前に買った茨城町の農地を相続
会社を設立した2009年以来、お世話になっているビジネスパートナーYさんのお父様が、昨年11月に亡くなりました。
最初の7年間、お父様が担当してくださっており、仕事熱心でありながら、優しい穏やかな方だった印象があります。
心より故人のご冥福をお祈りします。
先日、そのYさんから連絡が入りました。
・お父様が茨城町に農地4筆(畑)を保有していたことがわかった。
・お母様も詳細は知らず場所も分からず、何十年も固定資産税の納付のみ行っていた。
相談内容としては、
1.現地を確認するため、取得した公図と登記簿謄本の地番で住宅地図を照らし合わせてみたが、場所の特定ができない。場所の特定はできるか?
2.登記地目が畑となっており、売却は可能か?
地番や用途地域などがわかるブルーマップは、茨城町は作られていない。
地図上で特定するにあたり、地番集成図を役所で取得すると、およその土地の形や配置、地番などを確認できる可能性はある。
ただ、農地は山林同様に広大であり、地番が飛んでいることも多く、複数枚をつなぎ合わせる必要もでてくる。
いつも依頼している土地家屋調査士にお願いし、航空写真と公図を合成することで、現地が特定できるようになりました。
住宅地図で確認すると近くに民家があり、カーナビに住所を入れてみる。
茨城町町道を曲がり、そこから狭く曲がりくねった道を進んでいくと現地付近に到着。
そこからは、一般車では入らない方がいい土のみの畑道。
「あー、あれかー」軽トラックから降り、180Mほど歩いていく。
周辺は耕作・管理された田畑が広がっており、本物件だけ草木が伸びに伸び、耕作放棄地となっている。
スマホのカメラを使い、角度を変えて写真を数枚撮る。
登記を見ると、昭和49年5月13日に売買している。
時代は昭和、約49年前、お父様は何を考えていたのでしょうか?
平日はデスクワークが多いから、週末は太陽の下、畑仕事をやってリフレッシュしたい?
60歳過ぎたら仕事を少しずつセーブし、畑を耕して野菜を作ってみたい?
資料をまとめ、報告書を作成し、これからどうしていくか、依頼者と話し合って考えます。