
先日、都内にいる友人と久しぶりに会い、中央区銀座にある「オイスターバーBELON」で飲みました。
店内は落ち着いた雰囲気。案内された7階窓際の席からは、銀座の夜景が見える。
最初は、隣のテーブルの人たちと距離が近いかな?と思いましたが、厳選された生牡蠣をつまみに生ビールから白ワインを飲んでいくうちに、まったく気にならなくなる。
メニューのワインの種類が半端ない、100種類ほどあるとか。南アフリカの「オーカ・シャルドネ」辛口のボトルを頼む。心地良いほのかなオーク香が口に広がる。
生牡蠣は豊富な産地が魅力。皿に盛られたそれぞれに、注釈が書かれたラベルが挟まっている。早速、レモンを絞って口に入れる。
「宮城県 女川」潮の香りが豊かで塩気がしっかりある。「北海道 昆布森」身の締まった味わい深い旨み。「北海道 厚岸」さすが名産地、濃く食べごたえがある。
さらに広島県・岩手県産を食べる。ミネラル豊富な生牡蠣は体に良さそう。たくさん食べても罪悪感を感じない(笑)
それにしても、白ワインとの組み合わせは抜群に合う、日本酒にも。
From:小松﨑孝信
このお店で3時間、都内の外資系に勤める彼と話をしました。時間が経つのはあっという間。
私よりはるかに優秀で、地方の水戸市とは違う都内で働く彼の話は面白い。共通する部分もあるが、環境が違うから視点が違う。
自然とこちらも興味が湧いてくるから、いろいろ質問をする。大学時代に同じホテルで3年半バイトをやっていた間柄。
競合するわけでもないので、守秘義務ギリギリのラインまでストーリー立てて話をしてくれる。
彼は彼で、私が10年間不動産ビジネスをしている事例に興味を持ってくれる。昔の懐かしい話はほとんどしない。
卒業してからは、年賀状のやりとり位で会うことはほぼなかったんですけどね。共通の友人の結婚式で2度ほど。
私自身2人の子供に関わることを、忙しくも面白がっていた。年に1~2回会うようになったのも、下の子が高校生になった2年位前から。
水戸と東京なら距離も近い、どちらも飲むことが好き。いい刺激を受けるのは間違いないですね(笑)
本や音声・動画からもそうですが、人との出会いから学ぶことが多いのは事実。年を取っても知らないことが多いことに気付かされる。
つい最近、70代後半の男性にキレられることがありました。決定権や権利を持っていない間接的な方ですが、仕事上の関係者です。
夜9時頃、私の携帯電話が鳴りました『どうしましたか?』
電話口から『ゴニョニョ…』と聞き取りにくいトーンで支離滅裂な声が聞こえてくる。
エッ? もしかして酔っている? まあ、さえぎらずに聞いておこう。反論すると逆効果。こっちも飲んでるし(笑)
数分後、かなり大きな声で『お前は商売が何なのか分かっているのか———!』。一方的に怒鳴り、言いたい放題。
オ-、何なんだ? ムカッとしましたが、45歳の私は声に出さない余裕はある。なぜ切れているんだ?
対話とは提案・交渉・結論と流れていく。最初の提案(要望)の時点で、すべての利害が一致することはまずない。
『あなたの考えは分かりました。もし、ここをこのようにしてくれるのであれば、こちらもこの部分を調整します』
まとめる価値があるのであれば、相手の立場を理解したうえで交渉をする、場合によっては複数回繰り返す。
お互い感情的にならず冷静になれば、およそ結論は出るので動き出せる。
物事が自分の都合の良い方向に進んでいないからといって、怒りを爆発させて開き直っては、周りを傷つけ自分にとっても利益にならない。
以前、「キレる老人」という本が出版されたという。怒りが抑えられないのは、脳の働きに関係があるのだろうか?
年を取り脳が衰えてくると、物事に対する理解力が低下してイライラしやすくなるのでしょう。
目の前のことがどんな前提で起こったのか? どんなふうになることが関係者にとって望ましいのか? 筋道を立てて整理できなくなる。
最後に誰かにキレられたのはいつだっけ? ちょっと思い出せない(笑)
自分も30数年後、感情的にキレやすく、周りに嫌な思いをさせてしまうのだろうか?
人との出会いはマイナスなことからも学べます、反面教師ですね。
後日、この老人は酔って電話でキレたことをすっかり忘れているようでした、、、